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新婚生活変化なし

名前が変わらず、結婚指輪も作らず、とにかく同居生活を始めた僕と和子さん。
僕が感じた変化といえば、住所と料理と洗濯物の量が一人前から二人前になったことくらい。和子さんは、家に帰ったら「おかえり~」という人がいるというくらい。

そのくらい、結婚前後での生活面での変化が少なかった。変化が少ないということはストレスも少ない。僕たちには、「結婚したから○○せなアカン」「結婚したから××したらアカン」というのがほとんどなかった。こんなお気楽な結婚生活ってあり?と自分でも思ったくらいだ。

和子さんは、結婚後も以前と変わらず、職場の皆さん達と晩ご飯を食べて飲んで帰ってくる生活をしていた。ひょんなことから、酒の席で「え?結婚してたん?いつの間に?」という話になる。
そして、次に来るのは決まっている。
「飲んでてエエの?
 帰ってダンナさんの食事の支度せなアカンやん!」


「夫が家事してるからエエねん」
「え?それどういうこと?」
「いや…だから彼の方が料理も上手やねん」
「うわあ~エエなぁ~~」
「その変わり収入少ないでぇ」
「そんなんアンタが稼いだらエエやん」

こんな会話が飲み会のメンバーが変わる度に交わされていたそうな。というわけで、「どうやら結婚したらしい」という話が広まった当初は、夜のお誘いに遠慮がみられたものの、「相手が主夫しているらしい」というところまで広まると、遠慮もどこかへ行ってしまった。

「え?結婚してたん?」という周囲の反応は、一時的な変化をもたらしたけど、それはごく小さな変化だった。最初から「そのまんま」で付き合っていた部分もあったから、化けの皮が剥がれる期間もなかった。法制度的に二人の関係は変化しても、実生活での変化は少なかった。気持ちの面での変化は、結婚前ですでに変化してしまっていた。生活面での細かなギャップは、その都度、少しずつアジャストさせたので、これも大きな変化にはならなかった。少しの期間だったけど、半同棲のような感じで暮らしていたのも変化が少なくてすむのに効果的だった。とにかく、いろんな面で世間一般で言われるような結婚によるストレスはほとんど感じることなく、新婚期間をすごした。

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ここで、結婚時の変化について、データ的なものを含めて少しみてみよう。

結婚による生活上の変化について、夫婦でどちらが大きく変わるか?これまでは圧倒的に女性の側だった。とくに家事時間は結婚によって大きく変化している。1996年に当時の総務庁が行った「社会生活基本調査」によると、未婚有業女性の「家事等(家事、介護・看護、育児、買い物を含む)」の時間が53分なのに対して、既婚女性は4時間10分と大きく変化する。男性の場合、未婚(1)と既婚、既婚者の妻が有業(2)か無業(3)かの違いは、(1)16分、(2)21分、(3)26分とほとんど変化がない。女性の場合、「家事等」の時間が増えることで、「仕事・通勤等」の時間が減ったり(7:08→5:13)、「趣味や社会的活動等」の時間が減ること(5:25→4:32)を誘発していると考えられる。

当時の経済企画庁が1998年に行った「国民生活選好度調査」で、「結婚への不利益」として20歳代から50歳代の各年代の女性で1位に「やりたい事の実現が制約される」があげられている。結婚によって、家事時間の増加によって引き起こされる、「やりたい事」としての仕事や趣味や友人付き合いの制約が感じられたり、その仕事の制約からもたらされる経済的な制約の増加も考えられる。例えば、20歳代女性の「結婚の不利益」第2位は「自由に使えるお金が減ってしまう」だ。20歳代の女性第2位の「自由に使えるお金が減ってしまう」を除くと、各年代の女性とも「家事育児の負担が多くなる」が「やりたい事の実現が制約される」に次いで多くなっている。

家事時間の増加と「やりたい事の実現が制約される」の関連については、より緻密な調査結果が必要だけど、大まかにみて、家事時間の増加が、結婚に対する障壁になっていたり、ストレスになっていることが想像できる。僕はとくに結婚奨励という立場ではないけど、もしも「結婚…ちょっとハードル高いな」と思っている人達が大勢いるとしたら、この家事負担の増加については、対応できる範囲のものでないかと思う。つまり相棒の家事に対する実践や理解次第ということだ。

よく、二人目の子どもをもつことに対して、「こどもが2人になるからって、負担が2倍になるわけじゃない」と言われる。家事も同じだ。結婚したからと言って、調理や洗濯や掃除の時間がキッチリ2倍になるわけではない。僕も、家事時間はそれほど増えなかった実感がある。二人で過ごした最初の朝ご飯と同じで、「一人分を作る延長で二人分」だった。お陰で、結婚前後でほとんど生活時間の変化を感じることなく、ストレスなく過ごすことができた。

じゃあ、なんでこんなに家事関連時間が増えるのか?それは二度手間と待ち時間が増えるからだ。とくに夜ご飯。妻が自分(と子ども)の晩ご飯を作って食べた後、夫の晩ご飯を作ったり片付けたりする時間がまるまる加わるからだ。そして「待ち時間」。「待ってる間になにかすればイイ」と言われるモノの、細切れの時間でできることは限られる。その時間に「仕事」や「やりたい事」ができる可能性は低い。仮に「作ってくれてれば、あとは自分で食べて片付けるよ」という相棒なら、たとえ食事時間がバラバラになったとしても、それほど家事時間は増えないはず。ところが、「あとは自分で」のできない相棒に限って、「温かいご飯(これは一人で食べたくないという意味も含まれることが多い)が欲しい」と言ったりする。こういう相手だと、家事時間がやたらと延びる結果になる。

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そんなこんなで、結婚当初は、それほど家事ストレスを感じる事もなく、実に快適な主夫生活をしていた。この先に、僕が「主夫ブルー」になるとは思ってもいなかった。
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プロフィール
主夫生活の傍ら、「スーパー主夫」「プロ主夫」として講演や執筆活動をしている山田亮のブログです

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