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家計分担

現代社会での生活は、すべてを自給自足している人以外の多くの人は、物やサービスを購入することで成り立つ。購入するためには、お金が必要だ。このお金のあり方は、その家族のあり方を決定する面もある。

家計分担。家計を巡っては、いろんな議論が飛び出す。「男が稼ぐ体制ができあがっているため、妻は家庭では経済的な支配を夫からうけ、従属させられている」「いや、たしかに稼ぐのは夫だが、財布を握ってるのは妻で、実質的な支配者は妻だ」「いや、握るべき財布を渡さない夫もいるし、妻の経済的に自立したいという主体性は無視されている」「いや、多くても少なくても、決定権こそが権力であり、もってるという事実だけでは権力でも何でもない。奴隷的に働かされる夫も大勢いる」などなど。

とりあえず、僕と和子さんとの間には、こういった論争が起こった事はないし、起こるような仕組みにもなっていない。その前に、明らかな経済格差があり、「問題にもならない」というレベルかもしれないが。

kakei.gif僕たちは、2人で3つの財布を持っている。僕と和子さんそれぞれの自分財布と家計財布だ。家計財布は、毎月、収入に応じた額を納入する。これを勝手に「家計共同拠出方式」と呼んでいる。僕の周囲には、この方法を採用しているカップルが数組いる。みんな「これがベスト」と言ってるし、僕もベストだと思う。

大きな出費については、その都度、話し合って家計財布から出すという方法をとっている。日々の買い物は、たいてい僕が僕の財布から支払い、レシートや領収証と引き替えに、家計財布から払戻しする形をとっている。

毎年、年度末には、翌年度の拠出比率(つまり税率)が話し合われる。昨年度末は、僕の収入が予想外に増えた影響もあり、僕は大幅な負担増を要求された。「おねげぇしますだ。増えたと言ってもお代官様から見ればごくわずかじゃござりませんかぁ」と時代劇風に訴えてみたり、「増税反対!断固現状維持!要求貫徹!オー!」と労働組合の真似事をしてふざけてみたい。結局、話し合いで「じゃあ、来年度はこの辺りの比率で」ということで落ち着く。やっぱり負担はかなり増えた。

結婚当初は、小学一年生の時から欠かさず「こづかい帳」をつけ、一人暮らし期間中も毎日欠かさず家計簿をつけていた僕が、家と自分の帳簿を管理していた。ところが、僕は一人暮らしが長くあまりにもそれに馴染みすぎていたせいか(単に計算下手というのもある)、どうも自分の帳簿で二つの口座の管理をするのが苦手で、ともすれば「あれ?これはどっちに計上?」「この分とこの分で相殺して…あれ?こっちの帳簿でよかったん?」という感じでゴチャゴチャに。

その点、家計簿初心者の和子さんは柔軟。頭の中が固定化されていないからか、チョチョイとエクセルで家計簿を作って、自分と家の二つの帳簿を並行管理している。今は、和子さんが「溜まったレシート無い?」と言うと決算が始まる。僕の財布がレシートで一杯になったり、お金が底をついてきたら「そろそろお会計する?」と言い払戻しの作業に入る。

家計簿をみながら、前年比や前月比を見て「今月は食費削減に成功!」「冬は毎年このくらいの光熱費やな」などの傾向と対策をみて楽しんでいる。記録は、長く続けていくと資料的価値が生まれる。今では、家計簿は家族の日記帳がわりになった。

お互いに個々の財布を持っていることについて、秘密の「へそくり」が夫婦の亀裂を作る、みたいな感じで書かれているモノがある。僕は別に秘密にしようと思っているわけでもないし、逆に見せびらかすモノでもないと思っている。欲しい物がある時は、自分財布から自由に買い物をする。自分の好きな物をたくさん買いたければ、それだけ自分でたくさん稼げばいいという単純な理屈だ。自分が稼がない時は、節約したりガマンしたりする。幸いというか、僕は物欲が希薄なせいか、少ない収入と薄っぺらい自分財布でも、今のところそれほど心細い思いはしていない。僕の感覚として、自分で稼いでもいないお金を、さも自分のモノのようにして使うことに対して抵抗がある。これは夫婦といえども、キチッとケジメをつめるべき点だと思う。

家計財布と自分財布の適用区分にはルールがある。例えば外食。夫婦そろってや家族そろっての外食は、家計財布から出費する。自分が友達や同僚と食べたり飲んだりするのは、自分財布から出費する。一人での外食はもちろん、ちょっとした喫茶店でのコーヒーや自販機で買うお茶も、自分一人なら自分財布からの出費になる。結果的に、家族一緒に食べに行くようになる。自分の友達と家族が一緒にご飯に食べに行くと、知り合いは増えるし、自分財布は減らないし、一石二鳥だ。これは子どもが生まれてからも、「子連れなら家計財布」というルールが適用されている。

夫婦は、自立と共同のバランスの上に成立するものだと思う。「自立」を自分財布で、「共同」を家計財布で分担している。色々試してみたけれど、このやり方が今の僕たちには一番ピッタリしていると思う。
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プロフィール
主夫生活の傍ら、「スーパー主夫」「プロ主夫」として講演や執筆活動をしている山田亮のブログです

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