スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

親に結婚を伝える

僕達は結婚を決めた!あとは、やっぱり親に報告せねばなるまい。

僕は、19歳で大学に進学した時、親元を離れた。それから仕送りという形で親の世話にはなっていたが、就職の時も退職の時も、婚約破棄の時も、親には相談せず自分で決めてきた。仮に、僕が親にその都度いちいち尋ねたとしても、きっと「最終的には自分で決めなさい」と言ったと思う。だから、僕が決めた結婚に対して、「ダメだ」と言ったり「もうチョット考えてからにしたら?」とことはないと確信していた。

一方、和子さんの両親については、「私があの家のオピニオンリーダーだから、全然問題ない。私がOKなら親もOK!」という話だった。それでも、もしも古い親なら、脱サラ大学院生で収入はバイト程度だし、もしかしたら「ヒモ」かもしれないし、なによりも我が家のオピニオンリーダーを「嫁にとられる」のは心中穏やかではないかもしれない…と考えた。「親は問題ない」というのは、婚約していた人も同じように言っていたが、その時は、実は親子のコミュニケーションが十分成立していない状態での「問題(にすらなれ)ない」だった。ただ、和子さんの場合は、それまでの経過から、「たぶん大丈夫」と僕も自信があった。それでも、「もしかして頑固オヤジさんだったら…」という場合も考慮して、その時は「こんな僕でもいいと言ってくれる和子さんを育てにはったのは、○○さんですから、その点ではとっても感謝しております」と言おうと思っていた。

いきなり両親にご挨拶というのもさすがにハードルが高かったので、和子さんが「まずはお姉ちゃんから」と義姉宅へ出掛けた。義姉も和子さんと似たような明るくおおらかな人だったし、僕のこともすんなり受け容れてもらった印象だった。その日は、義姉の夫で塾経営者のヒロシさんと酒を飲みながら、教育論で盛り上がった。一通り語り合った後、「ん!カッコちゃん(和子さんの家での呼ばれ方)!エエ人と出逢ってよかったやん!」と言ってもらえ、和子さん両親宅のオピニオンリーダーの双璧のお墨付きをもらった形になった。

翌朝、僕の両親宅に電話で報告すると、父親は出掛けていた。母親は、「あら、そうなん?なんか急やね」という拍子抜けする反応だった。年末に帰省した時になにも言わなかったことを、少し指摘されたけど、「前回(婚約破棄)の事もあって、話が固まるまでは言わん方がエエかなと思って」と話すと、その件は納得してもらえた。夜、もう一度電話すると、父親は「あんさんがエエと思うようにしたらエエ」という答えだった。

和子さんは、僕以上に僕の両親の反応を気にしていた。年上だし、年収も僕よりも多いし、家事も得意じゃないし…というので「男のメンツ」なんかにこだわる親だと猛反対されるかもしれないという不安があったらしい。「そんなん、僕の親やで。こだわるわけないやん」と言っても、「まったく気にせぇへん親なんているかなぁ?」と、あんまり信じてもらえてなかったらしい。だから、僕の両親の反応を聞いて「恐ろしいほどスムーズにコトが運ぶもんやなぁ」と言っていた。本当に、話がまとまる時には、誰も反対したり阻止したりする余地がないのかもしれないと思った。

さて、その数日後、和子さんの両親に挨拶しに行くと…その前に義姉一家が来ていて、ヒロシさんが僕の話をしていて、すっかり酔っぱらって上機嫌の和子さんの両親とヒロシさんがいた。部屋に入ると「まぁ座って座って、さぁさぁまず一杯!」と、すでに「いやぁ~メデタイメデタイ!」と宴会がスタートしていた。どっちかって言うと、こっちが普通の夫側の両親宅風景なのかもしれない。

すでに「結婚するモン」という展開で話が進んでいて、話題は「その後」になっていた。
義母の一番の気がかりは「あんたらどこで暮らすん?」だった。
和「今の家(この義父母宅から歩いて1分)に二人で住もうと思ってるんやけど」
母「あぁよかった!遠くに行くんかと思ってた。(婚約して)新潟に行く話になった時はどうなるかと…アッ!しもた」
僕「その話もちゃんと聞いてますし、大丈夫です」

いちおう、僕は酔っぱらう前に「よろしくお願いいたします」と挨拶したと思うけど、あんまりよく覚えてない。さすがに「和子さんをお嫁に下さい」なんて口上は考えなかった。和子さんはモノじゃないし、「女偏(おんなへん)に家と書いて嫁」といういわゆる「嫁」でもないし、この場には不適切な表現だからだ。「所帯もちかぁ」とブルーになった僕でも、この辺りはシッカリしていた。

この夜、遅くまで飲んだ僕は、はじめて和子さんの家(つまりこの後住む予定の家)に泊まった。そのものすごい荷物の量に思わず、「あの…僕はどこに?」とこぼした。
スポンサーサイト
プロフィール
主夫生活の傍ら、「スーパー主夫」「プロ主夫」として講演や執筆活動をしている山田亮のブログです

rio

本体サイト
山田亮 公式WEBサイト
日記サイト
アンチマッチョに主夫生活

検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
QRコード
QRコード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。