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僕の家事歴

僕の両親は、父が国家公務員で母が専業主婦。「男は外で仕事、女は家で家事・子育て」の典型的な片働き家庭。子ども時代に父が家事をする姿というのを見た記憶はあまりない。「オイお茶!」というタイプの父ではなかったが、かといって洗濯物をたたんだり、掃除機を使っている姿というのはまったく見た覚えがない。

ただ、父は僕が小学校時代、帰宅が公務員官舎の中でもとくに早く、帰って来たら庭の手入れをしたり、山岳写真の整理をしたり、少年野球の手伝いに出掛けたりと、趣味に熱心だった。多趣味なのは母親もそうで、家事にものすごく熱心だったわけではなく、家事を簡単にすませてできた時間で、音楽や読書など自分の時間に使っていた。

僕の「主夫」友達の中には、生来の「家事夫」もいる。両親が共働きであったり、シングルペアレントであったりして、「小さな頃から料理していた」「弟の弁当も僕が作った」という人もいる。彼らに比べると、僕の家事歴はかなり短いしレベルが低い。

一番古くからしていたものは、おそらく小学校の高学年くらいから続けていた、靴下とパンツをお風呂に入った時にザッと石鹸で洗うことだ。食べたお皿を片付けたりは小さな頃からしていたような気がするが、洗った食器を布巾で拭くのは、高校時代に入って妹と交替でしていた。浪人時代になって、お昼ご飯として、母が毎朝材料だけ準備してくれていたので、好きな時間に(といっても毎日決まって時間だったけど)気分転換に毎日焼き飯を作った。高校時代は自分の部屋があったので、部屋の掃除と布団の上げ下ろしはした。だけど、いろいろ書いてみても、どれも「お手伝い」レベルで、一人ではなんにも暮らしていけない程度だった。

19歳の時に親元の高松を離れ、大阪の大学に進学し一人暮らしを始めた。その時、はじめて洗濯をした。といっても週に一回、コインランドリーに洗濯物を持って行き、干してたたむだけ。四畳半風呂ナシトイレ共同というアパート暮らしだったので、物干し場も共有だった。狭い場所に衣類を干す技は、この時に必然として身に付いた気がする。さいわい、流しは各部屋についていたので、最低限の食事は自分でなんとかできた。といっても、大学の学食まで歩いて数分の下宿。一人分を作ったり作らなかったりするよりも、毎日学食で昼と夜を食べる方がはるかに割安だったから、朝食以外はたいてい外食だった。その朝食もパン食だったので、「料理」と言っていいのかわからない程度だった。掃除もはじめは熱心にしていたけど、そのうちやらなくなった。

このアパートには、会社員を辞めてからもう一度戻った。家賃が格安だったのと土地勘があったのと、タイミング良く空き部屋があったので、学生時代に入っていた部屋の北隣の部屋に入った。この時は、冷凍冷蔵庫やグリル付きのガスコンロを持っていたりして、自炊体制になっていた。

僕は社員寮で生活するうちに、自炊するようになった。残業して帰ると、飲食店はすでに閉まっている時間だった。近くにコンビニもなかったので、部屋についている一口コンロでインスタントのパスタやカレーを温めて食べるところからスタートした。

僕が本格的に、料理に目ざめたのは、その社員寮に妹が遊びに来た時、ササッと親子丼を作ってくれたことだった。目の前でチャチャッと調理されて、「こんなに簡単にできるモノなんか!」と驚いたのと、「妹にできるんやったら、僕にもできるはず」という敷居の低さからだったと思う。「肉じゃがやって簡単やで」と目の前で作られショックを受けた。「煮物料理はとっても難しい」と思い込んでいた僕は、ショック2連発で「料理を大げさに考えすぎてた」と目覚めた。

折しも、僕が会社員を辞めた1993年は、「私の記憶が確かならば」、フジテレビで「料理の鉄人」がスタートした年だ。男性の料理人が格好よく紹介され始めた時代だった。鉄人の道場六三郎さんや陳健一さんやバラエティーでも周富徳さんなど、料理人が芸能人的に扱われる時代になった。「料理っておもしろい」という流れも、僕に追い風だったと思う。しかも脱サラして節約生活に入った時期。自炊はもはや不可避だった。だけどこの時、将来まさか毎日家族全員分の料理を作るようになるとは思ってなかった。

自分で洗濯や料理をすることには、一人暮らしでは当たり前。だけど、僕が「主夫でもエエかな?」と思うようになるには、もうワンステップ必要だった。
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プロフィール
主夫生活の傍ら、「スーパー主夫」「プロ主夫」として講演や執筆活動をしている山田亮のブログです

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