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あれさえあれば…

男の子育てゆえのタイヘンさ。それはオッパイがないこと。あれだけ僕が抱っこして遊び相手になって、やっとこさ泣き止ませていた加奈子を、和子さんはゴロッと横になってオッパイを与えるだけで、加奈子がスッと泣きやませる。しかも、加奈子はこれ以上の幸せがないような顔をして、そのまま寝てしまう。こんな母子密着ラブラブな光景を見ていると、悔しいやら切ないやら…最初は、「僕もオッパイがあれば…」と思ったもんだ。

「オッパイがあれば」という思いで、当時、季刊連載をもっていたベビー関連会社のコンビの担当さんに、製品企画を送ったことがあった。宴会芸用のベスト型の偽物オッパイの中にタンクをつけてミルクを入れる。乳首の部分に哺乳瓶の吸い口をつけると、哺乳瓶ではなくオッパイベストから飲ませることができる。妊娠体験装着具があるくらいだから、授乳体験装着具があってもエエやん!というノリだった。商品の名前は

「父の乳」

我ながら、ものすごくいいネーミングと思ったんだけど、担当さんからは「冗談はさておき、原稿の方はどうなってますでしょうか?」と返されたように記憶している。

和子さんの、このゴロッと寝転がってオッパイを使って寝かせる技は「添え乳(そえちち)」と名付けられた。この技は、加奈子が5歳前まで活用し続けられた。「断乳」を考えていた時、ワコールのセミナーで「断乳の必要はない。卒乳を待てばいい」と聞き、とくに断乳後の新技を用意してなかった和子さんには、「これ幸い」と開き直っていた。

「オッパイがあれば」というのが、僕の男ゆえの子育てハンディキャップだったと思う。ただ、世の中には、オッパイが十分出ない女性も大勢いる。その人達は、オッパイとは別の方法で対処しているはずだ。「オッパイがあれば」というのは、和子さんを見ていて感じただけであり、世の女性のみんながオッパイで子育てを楽しているわけではない。

妊娠と出産をしない分、男性は時間と手間をかけて親になるように、男性はオッパイなしのハンディをもってして、創意工夫で父親になっていくしかないのだと思う。オッパイなしで子育てする女性達も、創意工夫で乗り切っているはず。そう考えると、「男の僕だけがシンドイ思いをしている」と考えずにすんだ。創意工夫する分、子育てから得られるものも大きいはずだろう。そうでも思わないとやってられないのも事実だった。

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主夫生活の傍ら、「スーパー主夫」「プロ主夫」として講演や執筆活動をしている山田亮のブログです

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