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苦手な家事 3

世間では一般的に苦手とされる家事について。

彼女の買い物に付き合う

とくに抵抗がない。それどころか、「こっちの方が似合う」と言って、すすめる店員にイヤがられる。仕事としてデパートに出入りしていたり、もともと営業職だった関係で、だいたい店側の思惑は想像できる。和子さんも好みもだいたいわかる。

和子さんに関して言えば、買い物にはそれほど時間がかからない。買う店が決まっていたり、パターンが決まっていたりするからだ。「もうチョット他の店も覗いてみたら?」と言ったりするが、「いつも、たいてい元に戻ってしまう」らしく、ここ数年は数件の同じ店で買い続けている。

アイロンあて

そもそも、アイロンプレスが必要な服が少ない。僕のシャツをプレスするくらいだ。それでも、以前は面倒くさかった。ところが、「プロ主夫山田亮の手抜き家事のススメ」を執筆中に、試しに買ってみたコードレスアイロンが軽くて、滑りも良くて、使い勝手が良く、それ以降、すっかり楽になり苦ではなくなった。

モノによって、捉え方が変わる家事もいくつかある。

子どもの送り迎え

加奈子の保育園への送り迎えは、ほとんど僕の役目になった。2002年の4月(加奈子8か月)から一時保育に通い始め、2003年4月から毎日通う間、約9割を僕が送り迎えした。小学校に入ってからも、ほぼ毎日、一緒に大通りまで15分ほど一緒に歩いている。夏休み前までは、国道まで集団下校を迎えに行った。

保育園の送り迎えは、最初は無我夢中で周囲がよく見えてなかった。担任の先生から、今日の保育園での様子を聞いて、連れて帰るのでイッパイイッパイだった。それが、運動会や遠足や毎日の送り迎えにいくうちに、子ども達に顔を覚えられ、その親達もお互いの顔を覚えてくるようになると、少しずつ話もするようになった。

いつからか、保育士さんやママ友達と、保育園の迎えついでに話すのが楽しみになった。「今日の晩ご飯」や「評判の医者」「次の週末の行き先」など、話題はなんでもあった。ママ友達達は、近所で働いていることも多い。スーパーに行くと「あれ?ここで働いてたん?」と声かけたり、僕が全然気付いてなくても「いらっしゃ~い」と声かけられて「え?!」と気付いたり。育児ノイローゼ気味の頃は、知った顔に会うだけで、随分気が楽になったものだ。ママ友達を介して、他の店員さん達とも顔見知りになったり、地域社会での顔見知りも増えた。もしも保育園の送り迎えをしてなければ、これほど地域に知り合いができることはなかったと思う。



人それぞれに、家事の得意不得意があると思う。全ジャンルが得意という人は本当に少ない。それでもみんな毎日毎日、あれやこれやの手を使ってやり繰りして過ごしている。得意な家事でも、体調が悪くて上手くできないこともある。それでも、なんとか最低限の家事は日々回している。ものすごくスペシャルな家事ができることよりも、とにかく毎日続けられる家事の方が大切だということを、この10年で学んだ気がする。苦手な家事があってもいい。全部得意じゃなきゃ!と思う必要なんてない。得意不得意を自覚しながら、日々の様子をみながら、柔軟に緩急つけることができる家事が一番だと思う。

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主夫生活の傍ら、「スーパー主夫」「プロ主夫」として講演や執筆活動をしている山田亮のブログです

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